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脳神経外科

脳ドックのご案内

MRI検査
MRI(磁気共鳴画像)により、X線を使わずに「脳腫瘍」、「脳梗塞」などの疾患を早い段階で発見し、治療に結びつけることができます。

MRA検査
MRA(磁気共鳴画像による脳血管撮影)により、ただ横になった状態で、血管の動脈硬化性変化に基づく閉塞、狭窄などの病変のほかに、恐ろしいクモ膜下出血の原因となる「脳動脈瘤」、「脳動静脈奇形」のどの血管異常の有、無を調べることができます。

これらに、血液検査などを併せて、飽食の時代に問題となっている「生活習慣病」を発見し、これと関連する病気の発生を防ぐよう教育、指導を行います。従いまして、「脳ドック」の検査項目は、前記二検査に加え、肥満度、BMI、血圧、末梢血および 血液生化学検査(肝・腎機能、糖、中性脂肪、コレステロールなど)、尿検査、心電図です。

  • MRI
  • MRA
  • 肥満度
  • BMI
  • 血圧
  • 末梢血
  • 血液生化学検査(肝・腎機能、糖、中性脂肪、コレステロールなど)
  • 尿検査
  • 心電図

なお、2003年4月に新しい MRI 装置を導入して、一つの区切りとして 2004年11月末までの20ヵ月間に行った 「脳ドック」 検診結果を、ここに披露します。対象者は 46人(男性23人、女性23人)で、年齢は33才から83才、平均57才で、50代、60代が共にピークで14人、30代は5人、40代は6人、70代は6人、80代は1人でした。脳卒中の危険因子とされております無症候性脳梗塞(そのうち、多発する脳梗塞に注目しました)は17人 (37.0%) で、50才以降の人々にみられました。さらに、脳主幹動脈に硬化性変化がみられた方は 8人で、うち、部分的に血管の狭窄があった方は 4人でした。

これらと血液検査から関連性がありそうなのは、高血圧と高LDL-C (悪玉コレステロールが高値)、高中性脂肪、糖尿病などの脂質代謝異常と思われましたましたが、さらに多くの人数で検討すべきと思っています。一方、きわめて恐ろしい病気の一つである 「くも膜下出血」 の原因とされています無症候性未破裂脳動脈瘤は57才の方1人 (2.2%) に診られ、大きさおよび形状から破裂の危険性と手術による危険性などを十分にお知らせした結果、手術を受けられ、問題なく元の生活に戻られました。なお、今回の無症候性未破裂脳動脈瘤の 「脳ドック」 での発見頻度は、全国の他の報告とほぼ一致しておりました。従いまして、100人中2人に、無症候性未破裂脳動脈瘤を持つ人が存在することも分かりました。

診療日:時間

  • 水曜日 8:30~12:00
  • 土曜日 8:30~12:00

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