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放射線科

放射線科では、現在ある検査機器を有効に活用し患者さまの診断に欠かせない情報を的確にかつ速やかに提供し常に患者さまへの思いやりを持って接することを心がけています。

スタッフ

診療放射線技師 … 計6名(内、1名非常勤)
放射線管理士・放射線機器管理士 … 5名
マンモグラフィー認定技師 … 1名
受付事務 … 1名

X線診断装置

2階  一般撮影装置 2台  乳房撮影装置 1台  X線TV装置(DR)1台  パノラマX線断層装置 1台  デンタルX線撮影装置(歯科)1台  マルチディテクターCT 1台  間接撮影装置(検診用)1台 外科用X線装置(手術室)1台  回診用X線装置(ポータブル)1台

地下1階  MRI装置 1台

業務内容

各撮影室での一般撮影・乳房撮影・胸部間接撮影・CT検査・MRI検査・X線TV装置を使用した各種造影検査や口腔外科・歯科からの依頼が多いパノラマ・デンタル撮影。また、外科用X線装置での術中透視検査や回診用X線装置による病棟での撮影などがあります。

各検査について

一般撮影検査

一般撮影では、X線を胸部や腹部・骨などに 照射し透過したX線を画像化します。

当院では、平成17年7月よりCR(computedradiography)システムを導入しました。

CRとは、フィルムの代わりにIPプレートを使用しIPプレートにある画像情報を専用の器械で読取りその情報をコンピューター処理して画像にすることです。

 

今までのアナログ画像より鮮明な画像になった事で高画質なデジタル画像を提供する事が出来そして効率的な作業が可能となりました。

 

 

 


マンモグラフィー検査

通常の一般撮影装置とは違いマンモグラフィー検査では、専用の装置を使用します。乳房撮影は、柔らかい組織でできている乳腺などの細かな組織を映し出すことが目的です。そのため乳房をできるだけ薄く伸ばし圧迫する必要があります。

その理由は、圧迫することで乳房が広がりより薄くすることで病気を発見しやすくなりそして被ばく線量の軽減にもなることです。

当院では、平成17年7月よりCRシステムの導入と伴い新たに乳房撮影装置を入れ換えました。

CRシステムと連動したデジタル画像を提供する事ができ診断に有用なものとなっています。

※圧迫時、多少の痛みが伴う場合がありますが、私たち技師もできるだけ痛みが少なくよい写真を提供する努力をしていますので患者さまのご協力お願いします。

※毎週水曜午後に女性技師が撮影するマンモグラフィー検査の枠を予約制で設けております。くわしくは、毎週水曜日の乳腺外来担当者まで。
※当院施設では、マンモグラフィー施設認定を取得。


X線TV装置(DR)の検査

この機器では、X線を照射し静止画像ではなく動画画像をモニターに映しながら 検査する多目的な装置です。
その際に、造影剤を臓器や血管などに注入し状態を見ながら検査を行います。

主な検査
  • 胃、小腸、大腸などの消化管検査
  • 腎臓、尿管、膀胱などの泌尿器系検査
  • 肩関節、膝関節などの関節腔造影検査
  • 骨折、脱臼などの整復
  • イレウス管、PEGなどの位置確認
  • 痛みを抑える神経ブロック療法
  • DSAによる血管撮影など
DRとは

デジタルラジオグラフィーの略で撮影した画像をデジタル処理で行い必要に応じ画像調整が可能で質の高い画像が提供できます。
また、機能的な寝台装置と従来より少ない線量で撮影が可能となったことで患者さまにとってやさしい装置となっています。


CT検査

CTとは、コンピューター断層撮影の略で人体を回転しながらX線を照射し得られたデータをコンピューターで計算して見たい場所を画像化したものです。

装置について

2016年7月、当院ではこの度新しいマルチスライスCT装置を導入しました。このCTは昨年に発売されたばかりの最新のCTです。

 

主な特徴は
  • 検出器がこれまでの8列から16列に増えました。
    これによって息止め時間が約半分になり、負担が減ります。
  • より細かく撮影出来るようになりました。
    一番細かく撮った画像は歪みのない正確な画像です。
  • 最新の被爆低減技術を搭載しています。
    これにより高画質・低被曝という相反する事を高い次元で両立しています。
    ルーチン検査(通常検査)で対応しています。
  • 金属アーチファクトを低減する最新技術が搭載されています。
    これによって金属からの障害がかなり低減されます。
検査について

検査では、単純撮影(造影剤を使用しない)検査と造影撮影(造影剤を使用する)検査があります。

検査時は、患者さまが寝台に寝て担当者の指示に従っていただくだけの楽な検査です。

  • 3D-CT
    撮影した画像データを立体的に再構成して画像化したもので主に骨折時の骨の状態や体内の臓器などの把握に適しています。
  • 3D-CTA
    造影剤を使用して体内の血管を撮影しその画像デ-タを立体的に再構成することで血管内の状態を検査する方法です。
  • CT画像によるインプラント計画
    CTで撮影した原画を元にインプラント専用のコンピューターソフトで解析し治療に必要なインプラント計画を行います。
  • 撮影時の注意点
    腹部撮影の場合、検査前の飲食を禁止しています。その理由は、食事をすると胆嚢から胆汁が分泌されてしまい通常の胆嚢の形が撮影できないからです。

歯科系検査

当院では、平成22年7月より新型のパントモ装置『プロマックス2D/3D』に入れ換えました。
この装置は、パノラマX線装置で必要とされる特殊なアームの動きを実現し任意の二点間を理想的な回転起動を描きスピーディーに撮影します。

特徴として
  • 通常のパノラマ撮影だけでなくコーンビームCT機能がありパルス照射の採用により被ばく線量が低減されアーチファクトも低減された画像を提供できる複合装置となっています。
  • プロマックス2D/3D 2
    3D撮影用センサにフラットパネルディテクタ(FPD)を採用することにより正確で歪みのない3D画像を再構成します。
    その3D画像は、どの角度からも観察が可能でインプラントなどの術前計画の制度向上に役立ちます。
  • 撮影する際の高さ調整が自在になったことで車椅子の患者さんから背の高い患者さんまで幅広く対応できます。

 


造影剤

造影剤とは、体内に投与することで体内の組織と造影剤とのX線吸収差によって正常な部分と異常な部分を明瞭に映し出すことができる薬剤で病気を発見するためには、欠かせないものとなっています。

検査する内容によって使用する造影剤は異なります。
  • 消化管系検査 - 硫酸バリウム、ヨード造影剤
  • 泌尿器系検査・CT検査・血管造影・関節腔造影 - ヨード造影剤
  • MRI検査 - ガドリニウム系造影剤
副作用

病気を見つけるために必要な薬剤ですが稀に造影剤(ほとんどがヨード造影剤)によるアレルギー反応のような副作用が発生する場合があります。

症状としては、体の熱感・くしゃみ・蕁麻疹・吐気などや数時間から数日後に発生する遅延型副作用があります。

※造影検査では、事前に先生から問診がありますのでアレルギー体質の方や以前同じような検査をして体に異常があった方などはお申し付け下さい。
※検査後に皮膚の発疹・吐気など副作用と思われる症状がありましたら主治医にご連絡下さい。

造影検査前の注意点

造影検査では、副作用が発生した場合の嘔吐による誤飲の防止や飲食によって撮影に支障をきたすのを防ぐため検査前に食事の制限を行っています。

[検査が午前の場合]

◆胃の検査
前日の飲食は、21時以降禁止。当日の飲食は、朝より飲食禁止。またタバコも禁止。

◆大腸の検査
前日の飲食は、注腸用検査食。当日の飲食は、朝より飲食禁止。

◆泌尿器系検査・CT検査・血管造影・MRI検査
当日は、朝より飲食禁止。

※ 検査(胃・大腸検査以外)が午後の場合は、朝食を軽くとってもかまいませんが昼食の飲食は禁止。
※ 検査後は、食事をとってもかまいません。また、水分を多めにとることで造影剤が早めに排泄されます。


MRI検査

MRI検査は放射線を使わずに、磁石と電波を使って行う検査です。
大きな磁石の中に入り、電波を体にあてて検査を行います。

装置について

2017年12月、当院では新しいMRIを導入しました。
このMRIは磁力が従来の1テスラから1.5テスラになりました。

装置の特徴は

○MR画像の画質は一般的に、超伝導磁石が生成する静磁場の均一性に左右されます。
 優れた磁場均一性が、広い撮像領域、安定した画質の撮像を実現します。

○以前のMRIと比べると同画質を得られるのにかかる時間が減少しました。
 また短時間で広範囲を検査することも可能となり患者様の負担が少なくなりました。

○PianissimoΣを搭載。あらゆる検査で大幅な静音効果を達成し、
 音の静かなMRI装置を実現しています。

■脊椎

MRIの特徴は

○被曝がありません。
 放射線を使用せずに検査を行います。

○造影剤を使わずに血管を見ることができます。
 動脈瘤や血管狭窄に有用です。

○組織コントラストに優れている。
 筋肉・靭帯・腱など内部構造がわかりやすいです。

○動きに弱い
 一つ一つの撮影が3分前後と時間がかかります。

注意事項

○体内金属がある方は事前に申し出て下さい。検査ができない可能性がございます。

○検査室は非常に強い磁石になっています。予め金属類は外しておいて下さい。

○湿布薬やエレキバンなどは火傷の可能性があります。予め剥がして下さい。

皆様へ

検査を受けられる患者さまが安心して検査を受けていただくよう被ばく軽減には、常に努力しております。また、検査等の事で疑問な点などがありましたら遠慮なく担当者にお聞き下さい。

ご紹介くださる先生方へ

CT・MRI検査等を申し込まれる際は、当院の放射線科又は地域医療連携室までご連絡下さい。

仁厚会病院 地域医療連携室
TEL:046-221-3330 FAX:046-221-5309
地域医療連携室お問い合わせフォーム

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